精神医学:日々の発見 13

私は、平成13年度から、20年度まで、県の職員でした。医療職でしたが、ある行政機関の所長でした。確か、平成18年度に、県庁職員の精神科的診療に当たるまで、まる5年間は、臨床医としての、ブランクがあった訳です。しかし、8年間の間に、精神科的な研修講演を計500回以上はこなしたと、思います。医療現場から、離れてはいましたが、話すうちに、気付いたことも、多々ありました。教科書的ではないものでした。 1:自分の今の能力にあった仕事、職責をするこは、精神的な安定につながる。これは、私の博士号論文研究で見出したことでしたが、健康な人にも、言える、私自身にも。それは、精神科医から、事務所長になって、違和感が有りましたが三年くらい経つと、あ、丁度自分にあった仕事と感じ始めると、所長席に着席すると安心する経験からでした。 2:もっと、もっとより良い仕事の出来る人間に!上昇志向も大事かもしれないけど、今まで、このよーにして生きてきた、これからも、それで、いーじゃない?という現状肯定的な姿勢も大事かも! 3:統合失調症の了解不能性、訂正不能性、追体験不能性、自明性の喪失。それぞれ、患者の言う事は理解できない、考えは訂正できない、感情移入はできない、患者は当たり前の事が解らなくなる。でも、健康人でも同じ様な課題は何時もある。(何れも書き込み済みです)

何をいーたいかといーますと、精神科医としてのブランクの間にも私は精神科医として、考え、自分なりの発見をし続けていたわな?とゆーことです。

続く。