銀河鉄道の夕方 7

ジョバンナ!何かな?カンパネルレ?やっぱり、汽車はどんどん加速しているみたいだよ!どうして分かるの?知った星座が、無くなって来ている、どんどん、銀河の中心に突入しているんだよ。これからは知った恒星の惑星に降りることも無いだろうね、見知らぬ恒星の見知らぬ惑星に停車、そこで、散策かな?それでもいーよ、君と綺麗な景色を見ながら、散歩、それだけで僕は良いよ。ありがとう、ジョバンナ。それより、窓の外、見てご覧!星がいっぱい!銀河の中心に向かっているから、星の密度も高くなっているんだよ!うん、ほんとに綺麗な星空だね。何時までも、こんな旅を続けたいね!カンパネルレ!そうだね、ジョバンナ!

最早、カンパネルレも別れの予兆は語らなかった、ジョバンナも分かってる筈だから。