淡い想い出の名残 2

私は、高1の時点で、数学的才能は皆無、高2の時点で、物理的才能は皆無と知り、幼少期より成りたかった、天文学者、宇宙物理学者の夢を断念しました。それ以降の高校時代は、未来への目標を無くし、ぐれたりもしました。現役時代は受験した大学は、全て不合格。一浪し、予備校に。一日中、友人と遊び、予備校に行ったのは年間で、四時間位でした。しかし、センター試験、当時は、共通一次試験の勉強だけはしていましたので、割りと高得点をマークしました。すると、友人が、さっきゃん、これなら医学部合格できる!ほだされて、医学部受験しました。二次試験の勉強はしていなかったので面接と論文だけの医学部を受験、当然、不合格、しかし、落ちた途端に、次の医学部受験に向けて勉強を始めました、まず数学、その途中に、文系大学の合格通知が来ました。二浪は嫌だったので、入学し、下宿し、数学の勉強を朝の3時とかまで、続けました。その頃、病院の前を通ると、腹立つ石投げ込もうか?だめだめと思い留まっていました。情けない、天文学者を目指して、挫折し、医者に成りたくも無いのに受験、失敗、果ては文系?ここは、再受験!と決め自宅に帰り、猛勉強、医学部合格のために。結局、目標大学、模試の結果とはそぐわない医大に合格。しかし、私の目標は、医学部合格まで、医者に成りたい訳でもない、またまた、目標喪失。留年もし、国家試験も一度、落ちました、当然、motivationが無いわけですから。二度目の国家試験も落ちそうでしたのでバイク用品店就職準備、十年間は棒に降ったことになるけど、一生を棒に振るわけにはいかない!が何とか合格、結局自分の才能は基本文系、なら、それが役立ちそうな、精神科を選択し今に至ります。何処が淡い想い出の名残かと言いますと、青年時代の敗北感、所在の無さ、想い出に出きるのは結局、精神科医が私に割りと向いていて、今があるからですね。あの、絶望の十年間も結局、今を作ってくれた礎と思えるからです。

淡い想いでのシリーズいきなり、方向転換、申し訳ないと思いますが、色んなテーマで書き込みたいと、考えています。では、明日は精神医学シリーズと求道シリーズ書き込み予定です。

お休みなさい。