自由調査隊 8

何とかδ星人艦隊から、離脱して、敗走ジャンプをしたものの、青、藍、紫、橙、赤の1号はズタズタ、搭乗する、レディ達も。特に青と藍は何とか機能を維持しているレベル、レインボー艦隊は、全滅直前。それにしても、可哀想なレディ達!艦隊内で彼女たちと各艦の修復は不能。何故なら、その機能を待つ、私のニルヴァーナも何とかジャンプ出来るレベル。やがてδ星人は、追跡してくるだろう。しかし、3α星に、直接ジャンプしてゆくと、δは3α星人の直接攻撃も予想される。3α星人より、私とその、艦隊を狙って。多分δは、3αの位置は特定している筈、では、迂回路を取って、3αに近づいて、艦隊を立て直す必要がある。その前に、3α星人に報告、数千の艦隊と遭遇、全く手に負えなかった、せめて、レインボー艦隊以上の数の艦船が必要!更に到着後には、速やかにレディ達の修復を乞う。SAKI001了解、しかし、数千となると、いくら我々の技術力でも、相当時間がかかる、瀕死のレディは、冬眠状態にして、ニルヴァーナとサブマリン以外の艦船は放棄、レディ達は君のニルヴァーナに全て、搭乗させ、身軽な状態となり、出来るだけ、ジャンプを繰り返しδを巻いて欲しい。その間に、建造を進める。・・・了解、やってみます。この状態で逃げおおせるか、懸念はあったが、それしかない。レディ達がニルヴァーナに、首からかけていた真珠のネックレスは、全員粉々に砕け散っていた、何と惨めな、破壊された同胞達、私のせいだ!すまない、と思いつつ、今出来る逃走計画をたて、再度発進。何か、自信ない、けどするしかない・・・発進した。