私の60年後

私は、既に精神科医としての、責務を離れ、十数年。次第に若返る身体機能のために、モトクロスも楽しんでいるし、バイクでのツーリングを楽しんだり。しかし、何か、しっくりこない感はあるなと感じている。大宇宙に対峙してない!

SAKI002は結局、ノーベル賞を授与された、賞金は、慰謝料ではなく、私と、003と自分に三等分。私は要らない。別に金に困ってはない。いえ、お父さんが居たから、僕の賞がある、だから、受け取って!ありがとう、では、もらうよ。本当に良い男になったもんだ。嫁はまあ、私がとやかく、いうことではないしな。それに、アインシュタインも超一流大学出身でもないし、ホロコーストを逃れ、アメリカに移住した、ドイツで暮らしていたユダヤ人。SAKI003は45歳、私の忠告通り、自己研鑽を続け、ACE級の精神科医になりそうだ。更にSAKI004は避けて、SAKI005もできた・・・

ここで、SAKI家の記載は一度中断し、SAKI001のことのみを記す。私は、やはり、大宇宙に対峙する自分を捨てきれない。精神科医の次に何かしなければ!と考え続けていた。

そこに、驚くべきニュースが!月の地下に数十キロに渡り、自然に生成された、トンネルを利用し、人類は、そこに、月面基地を作り、宇宙探査、天体観測、月の資源開発に取り組んでいた。ある日、地球の月面探査機と、同じ形の所属不明機が突然着陸し、パイロットは一人でゲートに向かって歩いてきた。迎え入れられた、彼は言う。私は、あなた方の言うところの異星人、私の生態サンプルをとって、頂いても結構です。180cmくらいの端正な顔立ちの青年。人種は、微妙で、西洋人の様な違う様な?流暢な英語で語る。サンプル採取。DNA配列、化学組成、全く人類と同じ。?君は本当に異星人なのか?と司令官が問う、はい、事実です。私は、あなた方を警戒させないように、作られたインターフェース。友好的な目的で、訪れました。更には、あなた方に、我々の持つ宇宙空間移動方法を含めたテクノロジーをも伝えたい、そして、是非、我々と、協力して頂きたい。

そんな、ニュースが断片的にではあるが、届いた。

 

私の70年後に続く。